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組合長あいさつ
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代表理事組合長 石渡 肇 |
組合員のみなさまには、日頃より農協運営に対し深いご理解とご協力を賜り衷心より感謝申し上げます。
昨年は、令和2年に続き新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化したことにより、大幅な米価下落や業務用野菜を中心とした市況価格の低迷など農業者にも多大な影響を及ぼしました。当組合では、木更津市への「米の価格下落に関する緊急要望書」の提出や、新型コロナウィルス関連支援策として、経営継続補助金や高収益作物次期支援交付金の申請に係るサポートなど、「農業者の所得増大」に向けて全力で取り組んでまいりました。一方、各種イベントや会合の中止・縮小を余儀なくされ、事業活動の展開が大きく影響を受けました。現在も感染拡大が続き予断を許さない状況が続いておりますが、一日の早い収束が望まれます。
さて、農業・農協をめぐる環境は、農業従事者の減少や高齢化、担い手不足による耕作面積の減少や耕作放棄地の増大、有害鳥獣被害の増大、異常気象による自然災害の頻発・激甚化、農産物生産量の減少や長期化するコロナ過の影響による消費の落ち込み、超低金利の長期化など、一段と厳しさを増しており、こうした環境変化の中で持続可能な農業や豊かで暮らしやすい地域環境の実現に貢献する自己改革をするため、将来を見据えた中で持続可能な経営基盤と収益構造を構築して行くことが求められております。この一環として、当農協では昨年12月11日をもって店舗再構築を実施し、金田支店・岩根支店を中央支店に、太田支店を清川支店及び真船支店に統合しました。ご不便をおかけいたしますが渉外活動と窓口対応力を強化し、みなさまに寄り添いスピード感を持って対応してまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
本市においては、まちづくりの進展や交通アクセスの利便性向上などにより、人口・世帯数ともに増加し、地域経済はさらに変化していくことが予想されます。
当組合では、担い手支援・育成対策や有害鳥獣対策、食の安全・安心対策の実施、大手食品会社とのコラボによる地元特産品ブルーベリーを使用した「木更津ブルーベリーグミ」の開発販売に加え、木更津市に対し農業施策の充実強化と農業振興予算確保のための農業施策に関する要望の提出など、「農業者の所得増大」及び「農業生産の拡大」に取り組みました。また、米の消費拡大対策への取り組みの一環として、木更津市・木更津市農業委員会との共催による「令和3年度『木更津産米』食味分析コンクール」を開催し、「地域の活性化」にも取り組みました。
昨年度の主な事業活動の成果につきましては、販売事業4億4千万円、購買事業10億5千万円、農業生活関連事業3億8千万円の取扱高となり、貯金残高は833億5千万円、貸出残高は54億7百万円となりました。共済事業では、長期共済新契約が163億1千万円、期末長期共済保有高2,222億円となりました。
財務基盤の強化につきましては、3か年計画に基づく増資運動に取り組んだ結果、7千5百万円を超える出資払込みをいただき、出資金残高は22億9千5百万円となりました。収支につきましては、当期剰余金は3千8百万円、自己資本比率は12.88、固定比率は442.4%となりました。今後も期間利益の確保と財務基盤の強化により、経営の健全化をより一層進めてまいります。
こうした状況の中、本年度は新たな中期3か年計画の初年度として、JAグループ千葉の共通のテーマ「持続可能な農業・地域・事業・経営基盤の実現〜食と農業を基軸として地域の根ざした協同組合であり続けるために〜」のもと、「不断の自己改革」の実践を支えて行くための経営基盤の強化と構築に向けた取り組みを展開して参りますので、組合員のみなさまにはなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
■経営理念
営農・生活活動を通じて、組合員の豊かな暮らしを追求し、
地域住民に貢献し負託に応える運営に努めます。
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■経営方針
安全で良質な食料の供給を目指した産地づくりと、
地域社会や住民との触れ合いを深めるとともに、
組合員の暮らしを守る運営に務め、
併せてJAの組織・経営基盤の安定・拡大に努めます。
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■金融商品の勧誘方針
当組合は、金融商品販売法の趣旨に則り、貯金・定期積金、
共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、
組合員・利用者の皆さまの立場に立った勧誘に努めるとともに、
より一層の信頼をいただけるよう努めてまいります。
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千葉県木更津市の概況 (木更津市HPより)
情 勢 |
木更津市は、千葉県の南西部房総半島の中央に位置し
千葉・館山両市のほぼ中間にあたります。西は東京湾を隔てて
横浜市及び川崎市と対し、北東は袖ケ浦市、
南は京葉工業地帯の南部拠点君津市にそれぞれ隣接しています。 市街地は、東部に低い丘陵がありますが概ね平坦となっています。 本市は、昭和17年に市制を施行してから50年余を経過し、 この間近接町村との行政合併を重ね今日に至っています。 さらに、本市は古くより情緒の街として知られていますが、 その面影を各所に残しつつ県南部の拠点都市として機能を整えつつあります。 |
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位 置 (市役所の位置) |
北緯 35°38′12″ 東経 139°92′48″ |
気 象 |
気候は、温暖で住宅地として適しています。
冬期は北風が強いが降雪はまれです。 年間平均気温 16.1℃ 最高気温 35.5℃ 最低気温 -3.7℃ (2020年、気象庁HP) |
人口と世帯数 |
136,182人 (男 68,614人 / 女67,568人) 59,377戸 ※令和3年2月現在 |
面 積 | 138,95km2(平成28年2月変更) |
耕地面積 |
水 田 1,218ha 畑 155ha 樹園地 50ha 合 計 1,423ha ※平成27年2月1日現在 |
JA木更津市の概況 (令和3年12月31日現在)
組合員数 |
正組合員 4,165人 准組合員 4,459人 合 計 8,624人 |
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総代定数 | 520人 |
理事数 | 16人(常勤3人) ※令和3年12月31日現在 |
監事数 | 5人(常勤1人) |
職員数 |
合 計 143人 男 性 84人 女 性 59人 内、常傭的臨時雇用 30人 |
組 織 |
<組合運営組織> 組織代表者会議・支部長会・基幹運営委員会 <事業運営組織> 農政対策協議会・各種営農生産組織 青壮年部(12人)女性部(70人) |
施 設 |
本店 支店 4か所4支店4係(富来田経済センター含む) ガソリンスタンド 1か所 福祉会館 1棟 生活研修センター 1棟 生活資材センター 1棟 自動車修理工場 1棟 農機具修理工場 2棟 経済センター 1棟 米穀倉庫 11棟 購買倉庫 15棟 集荷場・選果場 6棟 栗冷蔵施設 1棟 プロパン庫 1棟 |
主要事業量 (令和3年度実績) |
貯金残高 833億5千2万円 貸出残高 54億7百万円 長期共済保有高 2,222億3千万円 購買品供給高 10億5千4百万円 生産 5億6千6百万円 生活 4億8千7百万円 受託品販売高 4億4千9百万円 米穀 1億7千8百万円 野菜 2億2千5百万円 果樹・その他 4千6百万万円 |
組合員のみなさまへ (増資のお願い)
平成15年から取り組んでおります出資金について、おかげさま
で出資金は15億円余増加し、23億円台となりました。これもひと
えに組合員のみなさまのご理解の賜物と深く感謝申し上げます。
農協は、組合員によって設立された協同組織として、地域農業を
振興し組合員が健康で豊かな生活を実現することを目的に様々な事
業活動に取り組んでいます。
経営の健全化と自己資本の増強により財務・組織基盤の強化を図
り、農協としての役割をさらに発揮するために、組合員のみなさま
の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
木更津市農業協同組合
代表理事組合長 石渡 肇